石川牧子さん(前日テレ学院学院長/元日本テレビアナウンサー)
東日本大震災では、仙台市内の実家の塀が崩れたり、弟の会社が津波で流され再建不能となりました。弟は現在、他県で再就職し頑張っています。私自身、原発事故により、東京などで生活を余儀なくされている人たちへ、ささやかながらの支援を行ってきました。が、もっと何かできることはないのかと常に考えている中で、今回の司会のお話があり、私にもこれまでのキャリアを活かし、無理なくお手伝いできると思い参加させて頂きました。世界の人々と情報を共有し防災意識を高めていきましょう。
石川牧子さん(前日テレ学院学院長/元日本テレビアナウンサー)
枝廣淳子さん(幸せ経済社会研究所所長、東京都市大学教授)
温暖化の影響のような”人工的な”自然災害も含め、ますます不安定・不確実な時代を、それでもしなやかに強く幸せに生きていくためには、世界中の市民がワガコトとして、防災やレジリエンスについて考え、行動していくことです。その大きなきっかけとなるこの会議に大いに期待しています!
大きな会議なので、準備等大変と思いますが、がんばってください〜!応援しています。
枝廣淳子さん(幸せ経済社会研究所所長、東京都市大学教授)
庄野真代さん(歌手・シンガーソングライター、NPO法人国境なき楽団代表理事)
2004年の中越地震発生後に音楽ボランティアとして現地を訪問して以来、音楽でできる防災や復興支援とは何だろう?と考え続けていました。7年後、東日本大震災が起きた時、音楽の出番はまだまだ・・と自粛していたら、国境なき楽団のステージトラックを緊急支援物資輸送車として提供して欲しいと市民団体のネットワークから連絡があり、すぐに出動させました。
トラックが毎日物資を運んで走る中、支援に関わる団体から流れるたくさんの情報が行き交います。それぞれの得意分野を生かした支援活動の数々に胸が熱くなりました。市民ヘリコプターや救助犬の団体。赤ちゃんの特殊ミルクを調達する団体やチェーンソーを提供する団体。また、心の復興に取り組む多様な人たちがいることを知り、これが防災や減災に繋がっていくのだと思いました。だからこそ、各団体の孤軍奮闘ではなく、体験や情報をシェアし、共に手を取り合って市民防災を考えなくてはいけない・・と。
「市民防災世界会議」でそんなひとり一人の声が多くの人に伝わり広がっていきますように。不安のない平和な日々を誰もが手にすることができますように。微力ながら私も応援しています。
庄野真代さん(歌手・シンガーソングライター、NPO法人国境なき楽団代表理事)
堀潤さん(ジャーナリスト/NPO法人8bitNews代表)
中越沖地震や東日本大震災・原発事故をはじめこの10年の間に国内で発生した地震や土砂災害、水害、竜巻など取材を続けてきました。災害に直面した方々が同じく口にするのは「まさか自分が被災者になるとは」という言葉。防災の根幹は私たちの当事者意識。世界会議は世界中の防災の専門家達の知識や経験、最新の研究成果が共有されると聞いています。同時に開かれる市民主催のイベントにも多くの方に足を運んでいただければと思っています。会場でお待ちしております。
堀潤さん(ジャーナリスト/NPO法人8bitNews代表)
マーガレッタ・ワルストロームさん(国連事務総長特別代表・防災担当)
日本の市民団体の皆様、こんにちは。2015年3月に仙台で行われる第3回国連防災世界会議の準備を控えている今、この会議の意義について少しお話をさせていただきたいと思います。日常災害は、日本だけでなく世界中で起きています。人びとの貴重な財産が多く犠牲になっています。そして、人々の尊い命だけでなく、将来の可能性、ひいては国家の発展までもが犠牲になっています。今回の政府間会合は、国連が各国政府だけでなく、市民社会、科学機関、企業組織などと協力しながら実施します。今後何十年先まで影響力のある、防災の最新戦略を決める場となります。災害が常に変化している現代だからこそ、非常に大切な決断となるでしょう。市民の皆様には、会議への出席もさることながら、準備過程への参画も是非お願いしたいと思います。そして、社会に対して自分の考え方や意見を共有していただきたいのです。私達がつくろうとしている新しい防災枠組みには、市民団体だけでなく、社会全体、つまりコミュニティを構成する一人ひとりの参加が不可欠なのです。準備の過程に携わることも大切ですが、実は会議後の政策実施やフォローアップに向けた取り組みもお願いしたいのです。なぜなら市民社会の参画が極めて重要だからです。また、2015年に開催される国連防災世界会議での決議は、時期的にも、持続可能な開発指針に大きく寄与する可能性を秘めています。防災と開発が別々の分野で話されるのではなく、実はとても密接につながっているのだという認識を持って取り組んでいただきたいと思います。最後に、気候変動への適応にも同様の態度で臨んでください。開発目標を達成するためには、防災と気候変動への適応が非常に大きな役割を担っていると思います。私達、つまり市民社会と防災関係者は一丸となり、来る2015年の全てのイベントを通してこの大切なメッセージを伝える義務があると思います。以上3つの分野の中では、3月に実施される防災世界会議が一番早い時期に開催されるもので、私達の防災分野での決定はその後の会議にも大きくメッセージを発信できるでしょう。私達の努力と想像力で、2015年にはより良い持続可能な世界を形成するためのイメージが出来ると信じています。仙台で皆様とお会いできるのを楽しみにしています。どうもありがとうございます。